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2024.09.04

寒くて光熱費のかかる住宅貧乏から脱するには。

 

工事費減=経済性は…〇?✖?🤔

 

「住宅貧乏」から脱する6項目

健康で快適な住宅を実現できる会社は少数

イニシャルコストを節約して省エネ仕様を落とすと「住宅貧乏」に陥る

「住宅貧乏」にならない6項目を実践する

 

設計事務所や工務店は、建て主から設計や施工を受注することで生計を成り立たせています。

 

ということは、建て主を幸せにして、満足させることが最優先であるはずです。

その中で私たちが関与できるところは、経済性と健康・快適性です。

 

これまでは一般的に、「経済性=工事費」だと考えられていました。

しかし、それは建て主のためではなく、自社のためだったのかもしれません。

しかし、そんなことをしていると、競合他社に相見積もりで負けたり、建て主に対して手間の掛かる説明が必要になったりします。こうした面倒を避けるために、工事費を安く抑えてアピールしている面があったのではないでしょうか。

健康・快適性を追求する場合、適切な温度と湿度が重要なのは言うまでもありません。ただ、これらをうまく提案できている住宅会社は日本では非常に少ないのが現実です。

 

 

ぜいたく品VS省エネ性

「金銭的に余裕のある人だけが良質な住宅に住めばいい」という考え方があります。

しかし、それは先進国である日本のあるべき姿ではないでしょう。

金銭的に余裕がなくても家を建てたい人はたくさんいます。

 

私は高級キッチンなどの「ぜいたく品」を我慢しても、以下に示す省エネ性能に関する2項目が満たせないほど予算が厳しいのであれば、そもそも戸建て住宅は建てるべきではないと思います。

 

①1999年基準(次世代省エネ基準)における天井、壁、床の断熱性能+実質U値1.7以下のサッシ

②C値が最低でも2以下、理想的には1以下

 

現在、ローコスト系の住宅会社でも次世代省エネ基準をうたう会社は少なくありません。ただ、窓は熱貫流率(U値)4.65レベルで抑えている会社が大半です。

 

窓のU値を1.7(樹脂窓、複層ガラス、アルゴンLow‐E仕様)に変えるだけで、熱損失係数(Q値)は2.7から1.9程度まで向上します。これで室内環境は、温度や湿度はもちろんのこと、健康の観点からも大幅に改善します。

それでも約120㎡の標準的な住宅であれば、省エネ性能を上げて増すイニシャルコストは30万円ほどに過ぎません。

私の試算では、30年間のランニングコストを加味すると、省エネ化を図った住宅の方が270万円ほど安くなります。金銭的に余裕がないために省エネ仕様を落とした人が、

さらに貧しくなっていく構図です。まさに「住宅貧乏」です。このような負の連鎖が続く選択はするべきではないと考えます。

 

 

30万円が捻出できなければ…

 

省エネ仕様を向上させるイニシャルコストの30万円を捻出する余裕がないのであれば、比較的安価な南向きマンションの中間階の中部屋の住戸を購入する方がいいと思います。新築が難しいのであれば、中古を購入する方法もあります。その際は、省エネ性能の向上のために内窓は設けてほしいです。

マンションデベロッパーの中には、住戸の位置別の「燃費」を表示する会社も出てきました。家づくりに当たり、ファイナンシャルプランナーなどに資金計画を相談する人は少なくないと思います。しかし、住宅の省エネ仕様に基づくイニシャルコストやランニングコストの違いを詳しく説明してくれるファイナンシャルプランナーはほとんどいないのではないでしょうか。

 

住宅ローンやライフプランを検討するのはもちろんですが、実は、住宅の省エネ仕様によるコスト比較を考えることは、平均年収の減少が著しい日本においては非常に重要なことです。

欧米であれば、戸建て、新築、マンション、既存を問わず、きちんとした断熱性能を持った住宅がそれなりに普及しています。

しかし、日本では新築ですら条件を満たす住宅は非常に少ないのが実情です。

ましてや既存住宅となれば、ゼロに等しくなります。

マンションの中間階の中部屋であれば、隣戸に囲まれているので、

断熱性能が低くても窓さえ強化すれば良好な室内温度環境が維持できます。

しかも南側にはバルコニーがあることが多く、これが夏の日射を遮蔽してくれます。

 

このように考えると、温熱環境の面ではメリットが多いマンションですが、問題はあります。より高い断熱性能を求められる寒冷地方ほど、マンションの絶対数が少ないということです。

特にマンションが少なく寒冷な地方では、条件を

戸建てを建てることを最優先に考えてもらいたいと思います。

それが出来ない場合、暖房費のために働く人生になると言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

家計に余裕がない家庭(家計が苦しい家庭)

 

家計に余裕がなければないほど満たすべき条件先述した2項目に加え4項目あります。

それが不可能な場合、イニシャルコストが安くなっても結局、月々の支払いは多くなってしまいます。

③冬の日射取得(南側からの日射取得)

④夏の日射遮蔽(南面の庇、東西北面の窓の極小化、Low‐E化化)

⑤給湯器の選択(太陽熱温水器+エコジョーズまたはエコキュート)

⑥エアコンで冷暖房(エアコンが効く家にする。エアコンだけで冷暖房、除湿が完結する)

 

⑤について説明すると、一般的な住宅では給湯が最も多くのエネルギーを使います。

給湯器の選択は、設計者にとっては一瞬の判断ではありますが、住まい手にとっては効きが壊れるまでの10~15年間の光熱費に大きく関わってきます。

よく吟味する必要があります。

⑥に関しては、「エアコンは嫌いだから輻射型の暖房器具を使いたい」という要望があります。ただエアコン以外の冷暖房器具を選択することは、エアコンぐらいしか選択肢がない冷房器具にプラスして他の暖房器具を購入、設置することになります。

つまり、暖房設備の二重投資となります。

暖房器具は何を選んでも、エアコンより光熱費が高くなることにも注意が必要です。

(まきストーブだけは、まきが無料か格安で入手できれば、その限りではありません。)

なお、輻射型暖房の上質な心地よさは十分に理解しています。

6つの項目を全て満たした上で、一種の贅沢や嗜好、日本の森を守るといった意味で

 

家作りをお考えの皆様、リーフホームと一にお家づくりの、採用するのであればいいと思います。

最初に示した②(C値が最低でも2以下、理想的には1以下)という項目は、エアコンが効く住宅と密接に絡んできます。

隙間相当面積(C値)が悪い住宅では、空気で冷暖房するエアコンは効きが極めて悪くなります。それ以前に、C値が2よりも悪い住宅においては、大半の住宅が採用している3種換気では清浄な空気質を維持することが不可能です。

これは健康リスクにも関わってくる項目なので、その意味でも重要です。

 

 

6項目を全て満たすべき

 

最後に、軽視されがちな③(冬の日射取得)、④(夏の日射遮蔽)についての解説です。

冬の日射取得は温かさを得るための要素のうち5割、夏の日射遮蔽は涼しさをwるための要素のうち7割を占める最重要項目だと考えます。

例えば、南面の1間幅、高さ2m(3.3㎡)の掃き出し窓1カ所では、

晴れていれば、夏冬ともコタツ1台分の熱がそれぞれ出入りします。

冬はこの「熱を取り入れること=お金」になりますし、

夏は「熱を遮ること=お金」となります。

世帯年収が多ければ、「冬の日射取得」「夏の日射遮蔽」を無視した住宅を設計してもお金(エネルギー)で補填することが可能となります。

ですが、最低でも世帯年収が1,000万円を超えない限りは、この6項目を全て満たして家づくりをするべきだと考えます。

ファイナンシャルプランに関する書籍を読むと、車関連費用や保険関連費用、携帯電話関連費用といった項目ばかりが削減項目として記載されています。

今回紹介した6項目には触れられていません。

一般的な家庭では、燃費が13㎞/Lの車では年間1万㎞くらい走行しています。

一次エネルギー換算だと27GJ消費していることになります。

対して住宅は、平均で75GJと約3倍も消費しています。

車、保険、携帯電話は、どれも変更しようと思えば極めて短い期間で変更することができます。しかも変更する度に、競争や技術革新によってコストが下がる場合がほとんどです。一方、今回示した住宅の省エネ性に関する6項目は、一度採用すると簡単には変えられない項目ばかりです。住まい手の多くは、その項目と30年以上にわたって付き合わなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

☝断熱リフォームの工事費は新築よりもコストが掛かってしまうので、省エネ性能の向上はやはり新築時にきちんとやっておくことが望ましいです。

欧米では3世代で1回のローンをふたんすると言われています。

一方日本では世代ごとに建て替えて毎回、住宅ローンを抱えています。

幸せに暮らす為のマイホームが負担になって住宅貧乏にならないようにするためにも、設計事務所や工務店は6項目の実践を行っている所を選びましょう!!

 

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