エアコン販売員は断熱・気密性能に適したエアコンを勧める!?
エアコンの能力は次世代省エネ基準で計算。
HEAT20G2基準の家で使うと非常にもったいないと同時に
過大機種を弱運転しすぎることにもつながり、燃費まで悪くなっています。
皆様こんにちは☺リーフホームです☺
※このblogは日経ホームビルダーのホントは安いエコハウスを参考にして作成しています。
今まで次世代省エネ基準と呼ばれ続けている住宅の典型的な例は、
断熱性能は、1999(平成11)年基準、気密性能は1999~2016年、
Q値2.7、C値4.1。
現時点で、建売住宅を含めて新築住宅の約半分がこのレベルを達成していると言われています。
このような住宅の6畳で、必要な暖房能力は739Wと計算できます。
18畳で2224Wです。暖房定格能力は2500Wなので、計算上は6畳用エアコンでも18畳にこと足ります。
仮に1.8畳用のエアコンがあるとして、このような住宅の6畳はそれで対応できます。
しかし、実際は計どおりにエアコンを選定するのは無理があります。
まず、必要冷房能力を計算すると、ほとんどの住宅で日射遮蔽が適切に検討されていないために、冷房能力が足りなくなってしまいます。
たとえ暖房の検討で定格能力が小さくて済む場合でも、です。
もちろん暖房専用として使うなら、計算通りの相当小さな機種でも大丈夫です。
ただ、C値が4くらいのいわゆる「中気密」と呼ばれるレベルの住宅では、暖気が上から抜け、その分だけ下から冷気が侵入してきます。
部屋全体としての暖房能力は満たしても、足元が寒くなってしまい住まいの手の満足感は得にくくなります。
なお、こうした現象は表示畳数どおりの機種を選んでも同じことです。
先ほど述べた激寒住宅ほどではないにせよ、エアコンだけではエアコンだけでは対応が難しいことに変わりはありません。
同じ断熱性能であっても、C値が1まで改善すると状況は大きく変わってきます。
例えば6畳の場合、計算結果は739W・C値4.1と665W・C値1で少ししか変わりませんが、実際には気密性が向上して足元から冷気が引き込まれにくくなるので、熱量の差では表せない満足度の向上が得られます。
人によっては暖かく感じるがゆえに、暖房設定温度を下げたり、稼働時間を短くしたりすることで、結果として数値以上の差がつく可能性が高まります。
エアコンだけで十分な満足が得られるようになり、強風による振動がなく、
音も静かで不快さもほとんど感じません。
正しいエアコンの選び方
HEAT20の値の説明
日本の学識経験者や大手メーカーなどが連携してつくった民間団体【HEAT20】が推奨する基準で、G1とG2が指標となります。
今のところ、国内で通用する指標としては、G2が最高水準となります。
G2の8畳を見ると、必要な暖房能力は539Wでしかありません。
一般的な住宅が40坪(80畳)だとすると、10倍しても5390Wがあれば、
日射や内部発熱一切なくても家中を24℃に保てます。
定格能力で見ると、16畳用のエアコン1台で十分だということになります。
これは、これまでの経験上、昼間にドアを開けていて家中に空気が循環できるようになっていれば、余裕で実現可能です。
最大能力で見れば6畳用エアコンでも対応できますが、お勧めしません。
なぜなら、エアコンは定格能力、もしくは定格能力より少し余裕があるくらいで運転するのが最も効率がいいと言われているからです。
実際にカタログ値で計算すると、「最大運転時の暖房COP=5400/1360=3.97」となり、その一方で、ほとんどの人は比較的新しい住宅にも関わらず、実際の畳数どおりか、一回り上の機種を選んでいると思います。
しかし、これは非常にもったいないと同時に、過大機種を弱運転しすぎることにもつながり、燃費まで悪くなっています。
エアコンのAPF向上競争はそろそろ限界に近付いていると言われています。
エアコンの業界がなすべきことは、APFを0.1上げることではなく、住宅の状況に合わせて適切な能力を個別計算することではないでしょうか。
ただ、エアコンが性能の割に安すぎるのと、販売台数が多すぎることから、
メーカーが自ら方針を変えることは難しいと思います。
可能性があるとすれば、計算ができる優秀な設計者にエアコンを選択してもらうか、自己責任において顧客自身が計算する市か方法がなさそうです。
エアコンの選定方法を指摘するウェブサイト、家電のプロと言われる評論家、
家電量販店のベテラン販売員などで、住宅の断熱性能や気密性能に基づいて自ら定格能力を計算している人を見たことがありません。
逆に余裕をみて選ぶようにというアドバイスをずっと続けているのが実情ではないでしょうか。
エアコン販売に携わるプロは、断熱性能や気密性能などの知識を持たないだけでなく、実際の住宅を見て断熱性能や気密性能を訪ねることもないと思います。
極めて当たり前の話なのですが、仮に知識を持っていたとしても、
容量の小さな機種を売ることは売り上げが下がり、冷暖房の効果が得られなかった時はリスクを犯すことになります。
そのような理由から、定格能力が小さな機種を選定することはほぼないはずです。
年間800万台のほとんどのエアコンにおいて、このような残念な選択がなされていることで、台数分×過大な容量分だけ無駄なイニシャルコストと過大なランニングコスト、エネルギーが浪費されています。
エアコンメーカー以外は誰も喜ばない現実です。
皆様、正しいエアコンの選び方のご参考になりましたでしょうか??🤔☺
皆様のお役に立てます様に☺✨
お家作りをお考えの皆様、リーフホームと一緒にお家づくりの、
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